ペットロスにならない生き方ーありがとうの卒業ー

犬や猫を家族とし、心から彼らの存在の大きさを実感する私たちにとって、今課題となっていることがあります。

それは、ペットロス症候群です。

このコラムでは、どうしてペットロスになるのか？

また、どうしたらならないのか？

そんなことを、自己体験を元にお話しさせていただきます。

ペットロス症候群という状態

何を隠そう、私自身もペットロス症候群という状態を経験したことがあります。

それは、とても辛い、深い闇の中をさまようかのような時間でした。

社会活動はなんとかこなすことができるけど

頭の中では常に後悔や自責の念がぐるぐる回り

どうやって笑えばいいのかわからない

楽しさや多幸感とは程遠い、苦しさを抱えて生きていました。

出てくる言葉は、卒業した愛犬に向けての『ごめんね』

自分に向けて『もっとがんばれたのではないか？』

『もっとこうしたらよかったのではないか？』

『もっと早く気づいてあげられたら・・・』という

後悔や自己否定の言葉ばかりでした。

その時間はとても長く、苦しかった。

現在２０２３年で１３年になる実店舗運営の歴史の中でも

私と同じ思いをされているクライアントを見てきて

ペットロスという状態に陥ってしまう問題は

決して自分だけに起きることではないのだと感じています。

それはとても尊く、美しい気持ち

そうなってしまうことは、決しておかしなことでもなく、弱いからでもありません。

人によっては、人間同士よりも深い精神的な繋がりを感じたり

長時間の体温を感じるコミュニケーションをとっているのが、ペットと呼ばれる犬猫です。

だから、もしも、今まさに昔の私と同じように辛い思いをしていたり

そうなってしまいそうで怖いという方が今この記事を読んでくださっているとしたら、そう感じていることは決して悪い事でもおかしなことでもないということをお伝えしたいと思います。

それだけ大きな存在であった彼らに、敬意を払い、寂しい気持ち、悲しい気持ち、愛しているんだという自分の尊く、美しい気持ちを大切にしてください。

ペットロスという状態から克服するためにどうしたらいいか？という部分に関してはとてもデリケート且つ、専門家の個別カウンセリング、ケアが必要だと考えるため割愛させていただきます

１つ言えるのは、出てくる涙を我慢しない事。

大声を出して泣いていいということです。

そして、その出来事や感じることに、愛犬からの強いメッセージが隠れている可能性もあるということを忘れないでください。

受け止め、向き合うことで必ず幸せに導いてくれるものなのかもしれません。

だから、必ず、彼らは私たちの中に生き続けているということが見える日がくると信じてください。

ありがとうが溢れる『ありがとうの卒業』

私は、子供の時から現在に至るまで、３４年間、犬猫が家族にいる人生をおくってきました。

小学校の池で髭を切られて溺れていた仔猫を家に連れて帰ったことがきっかけで、彼ら犬猫が傍にいる人生が始まりました。

多頭飼育はしたことがありませんが、縁があって迎える子は成犬・老犬ということもあり、この短期間で４回のお見送りを体験したことがあります。

そのお見送りの体験で、大きなギフトをもらったのです。

それは、ペットロスの反対と言っても過言ではない『ありがとう』が溢れてくる、お見送り（今後、卒業と呼ぶ）を愛犬より体験させてもらいました。

喪失感や後悔などが一切ない統合するかのような暖かい時間

その暖かさは今でも続いています。

もちろん、淋しさや悲しみはあり涙も止まらないのですがその昔体験したペットロスという状態とは大きく違いました。

それ以降、そのあたたかい卒業を

愛を込めて『ありがとうの卒業』と呼んでいます。

ペットロスの正体

ごめんねという後悔と自責の思いに包まれた卒業によるペットロスの体験

ありがとうが溢れる暖かい統合するかのような卒業の体験

この２つの違いを見つめるようになり、わかったことがあります。

この２つの違いは、『生き方』『向き合い方』による後悔

つまり、過去を振り返った時の共に生きた時間の見え方にあるようです。

これは、自分の体験と、２０１０年から犬猫を我が子と思い大切にするクライアントを見届けてきて、感じたことです。

２つの違いに気づいたきっかけ

私自身、ペットロスと呼ばれる状態になっている中で、こんな後悔をもう二度としたくない、目の前にいる愛犬にも絶対にさせたくないという強い思いで学び直しました。

自分の中の負の感情に向き合い続け

webで検索しても出てこないような分野に飛び込み

体のこと、循環のこと、生命のこと、魂のこと、思考のこと、真剣に学びました。

そして、その学びを我が子やお客様の子に向けて表現し続け５年がたったころ

わたし自身やわたしの周りで

卒業を迎えた時、これまでとは違うあきらかな変化が起き始めたのです。

ありがとうが溢れる卒業への道のり

まず、自分自身が、ありがとうの卒業を体験しました。

愛が溢れてくる。楽しかったことがじんわり思い出される、お互い幸せだったねと暖かさが溢れてくるありがとうの卒業を体感したのです。

そして、つられるように、２０１０年より運営を行うAlegriasのお客様のわんちゃんねこちゃんの卒業でも同じようなことが起き始めたのです。

『とても寂しい、悲しい、辛いのだけど、

ごめんねという気持ちではなく、ありがとう本当にありがとう

立派な生き様だったねと前向きな気持ちで過ごすことができています』

そんなお声が届くようになったのです。

わたしはこれらの体験から、いわゆるペットロスという苦しさの正体は『後悔』であり、そうならない道のりがあるんだと体感しました。

共に過ごした時間が、どんな時間だったか

どれだけ向き合ってきたか、毎日の時間は満足していたか

そういう小さなことの積み重ねが、

ありがとうがあふれる卒業への道のりなのです。

この体験から、

犬猫と共に生きる選択をした人と、

人と生きると選択をした犬猫が

苦しいだけの別れではなく、愛が溢れる

ありがとうの卒業を迎えることを願うようになりました。

思い出してください彼らにとっての真のよろこびを

かけがえのない唯一無二の大切な存在が寿命を迎えたとき

悲しみ、淋しさに包まれるのは当たり前のこと。

でも、それは、後悔ばかりに包まれる未来に進む力を体験し続けることとは違います。

思い出してください。

人間の元に来たフワフワなかれらにとっての真のよろこびを。

彼らがあなたのもとにきた、本当の理由を。

あなたを幸せにするためにきたんだ

かれらは、わたしたちのすべて、魂の内部まで愛してくれています。

弱い気持ちやずるい気持ちもある。

そんな私たちをまるごと愛してくれている。

つまり、私たちのしあわせやよろこびを心から願い、それを全力で応援してくれているのです。

腑に落ちた時間を過ごし、自分を信じること

だからこそ、私たち自身が、毎日自分のことを大好きで

自信を持ち、嬉こびを感じながら生きることこそが

彼ら犬猫が『よろこび、幸せを感じる』ことなのです。

私を含め、多くの方があなたが苦しいと私も苦しい

そのように、目の前にいるふわふわの健康や元気

よろこびを願っています。

だから、自分と目の前の愛おしいふわふわな我が子の

心と体がよろこぶことを選択することが求められます。

不安や迷いのない、心から安心し、自信をもてる日々を重ねることが大切です。

ありがとうがあふれる卒業は、私たち家族が創ることができるもの。

具体的な手段や、そのために必要なことは個々で違うもの。正解は自分の中にあるからです。

でも、共通して言えること、それは『毎日納得して腑に落ちた時間を重ねること』

そして、美味しいごはんをよろこんで食べ、楽しいお散歩をして、抱き合い、ありがとうをたくさん伝えあい、互いに快適な体と自由な心で生きること。

違和感にはいちはやく対応して、毎日安心、納得して過ごす。

わからないままにする、不安を抱えたまま生きる、そんな自分を信頼できない状態をなくして、よりよく生きる努力をしよう。

今、満足できているのならいいのですが・・・

『あなたのことがとても大切だから、100%の生命力を発揮して

さいごまで歩けるように、さいごまで美味しいご飯を楽しめるように

自分の目と耳で幸せを感じながら、楽しく生き抜いて欲しい』

だから、私は健康寿命をのばしてあげるお手伝いがしたい！！

迷わずに自信を持ってちゃんと成功に繋がる努力をしたい！！

そのように切に願い、実践する気持ちがあるのに、今うまくいっていないと感じる方を応援するために

統合的なサービスを行っています。

まずは自己流でもいいので、取り組みやすい食事や歯磨きを心と体の元気に繋がるように整えてみてください。

動けば何かが変わります。

絶対にやってくる未来が、ありがとうの愛の時間になるように

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