犬猫の腎臓病の食事について-part2-
目次
そもそも『慢性腎不全は絶対治らないものではない』のではないか?
1歳という若さで愛犬が慢性腎不全の状況で『具体的な治療法がないから、少しでもほかのトラブルが起きないように療法食と・・・』とご提案いただいたら
当時の私だったら(8年前ぐらい?)
他に選択肢を知らずに、事実にショックを受けなかなか立ち直れない・・・という状況だったことでしょう。
でも、今は違います。
自分が何を望んでいて
どうすればいいのか?
体験をもとに検証しながら動くことができる。
それは、過去に、愛犬に成功体験をさせてもらったからです
他にも須崎動物病院の患者様、お客様、数多く、『諦めなくて本当によかった!』という体験をさせてもらいました。
うちのお店は、実店舗もオンラインも、私と同様、諦めの悪い(笑)飼い主さんが集まってくるようで、須崎獣医師のおかげでセオリー通りではないような成功体験をさせていただけます。
体験こそ真実です。
本当にありがたいのです。だから、この体験を必要な方に循環できたらいいなと思っています。
諦めないとは?
ここでいう『腎不全は治らないと諦めない』とは、
寿命が来るまで腎機能をしっかり残す、もしくは著しく低下した状態から機能復活に
具体的に取り組むということです。
祈るとかそういうことではありません。もちろん、愛ある祈りは大切だと思いますが、ちゃんと具体的に行動を起こすのです。
食事以外に腎臓への具体的アプローチの選択肢を他に持っていれば
『諦めない』『今取り組むべきことは栄養素制限だけではないのかもしれない』という思考になるし、ちゃんと知れば、ちゃんと取り組むから、不安になることもありません。
その中でもすごく簡単で家で取り組めて明日からでも誰でも始められるのは
この2つは基本の基本。
この基本ありきで、そのほかの必要な具体的アプローチが役立つようです。
だって、人間でも歯周病と腎臓病は関連性が認められてますよね。
インスタント食品で生きてた男性が結婚して奥様の手作りごはんを食べ始めてお肌が綺麗になったり、健康診断にひっかからなくなったりするのと同じことです。
前向きな頼もしい応援者
そして、何よりもままのメンタルが重要。
心配は呪いです。そして、健全な望みや前向きな心は頼もしい応援ソングです。
✔︎大丈夫?具合わるい?どうしてこんなことに・・・と、神妙な顔をした人が周りにいるのか
✔︎大丈夫だよ!私に任せてね♪これからも楽しい毎日を送ろうね♪と元気な人が周りにいるのか
誰でも、後者のほうが元気に過ごせるでしょう
幸いにも、身の回りには心配は呪いでしょ?という価値観の人が多いので、我が子の腎臓の課題の話をしても、
●かわいそう・・・・
●心配ですね・・・・
●不安ですよね・・・・
などの呪いの念を飛ばさないでいてくださる身近にいるお客様方・お友達にも感謝です♪
とはいえ、事実を知った時に不安にならない人は少ないでしょう。悲しいのは悲しいし。
だから、具体的にどうするか?抗い方を知っていて、それを実践するからこそ
得られる安心がある。心配という呪いをかけずに済む。
それでいいんじゃないでしょうか?人間だもの
どんな状況になったとしても、自信を持って食事が作れたり、選べたり
ひいては、望ましい結果につながるためのケアができるようになるというのは、
我が子にも自分にもとっても健康的です。
だって、目の前で自分にとって怖いことが起きようとしているのに、なんにも抗えない、もがくけど、空気をかいているように手応えがない。
そんな苦しいことはありません。
だから、病気のこと、今の状態・状況、
怖いと思うならばちゃんと知るっていうのはとっても大切なんです。
不安はよくわからないから起きること
そして、不安はさらなる不安を招くのです。
だから、わからないを減らすことがとても重要。
学びはきっかけ
学びはきっかけです。
そのあと、それをどう活かすか?は自分次第!
栄養学・代謝学・病気の子の食事まで学べるペット食育講座(入門・2級・1級)
学びは、いまは困っていなくても、転ばぬ先の杖になるし、困っていたら、問題・悩み解決の糸口になることは間違いないでしょう。
もちろん、腎不全を治療する、治してほしい!などは、それができる獣医師のサポートが必要。
しかし、家庭でわたしたちが何もできないわけではない。
犬猫の体のこと、代謝のこと、しっかり知ることはなんの損にもなりません。
現在うちの子は、
●1歳時点で数字上は残存腎機能は25%をきった状態で半年間過ごしたことから
●慢性的に腎機能低下状態であることは変わりないかもしれませんし
●まだまだ道半ばであることは確かではありますが
●慢性腎不全の確定を受けて、結構早いスピードで上昇していた数値
クレアチニン・BUNは正常値の領域までさがってきました。
うちの子は先天性の腎疾患と診断を受けましたが・・・・。それが生後4ヶ月の時に早期に発見できた経緯はこちらの記事で。
タンパク質制限なく、解決の兆し(現在は数字的には腎臓の主たる機能が40%ほどに復活)を見出すことができたということです。
先天性でも、諦めない
そんな選択『も』いいし、不可能なことでも無いのかもしれない。
抗うと決めるのは自由!!そう教えられた出来事でした。
●食事はどんなことを大切に(気をつけて)
●どんなケアを徹底的にしたのか
などもっと具体的なことは、講座や個別カウンセリング内で話す機会があれば話をさせていただいております。
※ここでは、『これで治る』などのあらぬ誤解を招くおそれがあり、具体的に書けないのでごめんなさい。
しかし、
✔︎上質な食材を使用した手作りごはん
✔︎結果が出る口内ケア
これは健康な体づくりの基本の2軸となり、メリットはあれどもデメリットはありません。
そして、
✔︎選択は自由であること
✔︎セオリー通り、多数派、一般的が正しいわけではないということ
✔︎望みも未来も自分が決めていいということ
そんな考え方から、可能性や療法食以外の選択肢を探している人の希望になれば幸いです。
投稿者プロフィール
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ごはん歯磨きの先生がいるお店Alegrias代表
ペット食育上級指導士
犬猫手作り健康ごはんAlegriasfood代表の平岡ともこです。
私は、犬猫を家族と想い、彼らの幸せを願っている人と犬猫が豊かに生きること、つまりは【よりよく生きること】をテーマに実店舗の運営をしています。
(犬猫人の心と体がよろこぶご飯Alegriasfood販売、お店でのワンちゃんお預かり・トリミング・ヘルスケアのサービス提供、須崎動物病院大分移動式診療場所提供)
ペットの食育活動として、ペット食育上級指導士として正しいペットの食の知識の提供、飼い主さんのお悩み解決カウンセリング、犬猫の手作り健康ごはんAlegriasfoodの監修などもしています。
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